信州・諏訪大社では七年に一度の寅と申の年に宝殿を新築し、
社殿の四隅にあるモミの大木を建て替える祭りを行います。
この祭りを「式年造営御柱大祭」、
通称「御柱祭」と呼び、諏訪地方約21万人の氏子が参加する
世界でも名だたる奇祭のひとつです。
「木落とし」はすざましいほどの迫力で
そのご様子をご覧になられた方も多いかと思います。
御柱にはいろいろな意味があります。
(私のチャネリング情報と一般に言われている意味になります)
一、「天の御柱を見立てる」こと
イザナギさまとイザナミさまがお子様を作る際に
この柱を中心に正しく回れば(交わえば)正常な子ができ
間違えば正常な子ができなかったといわれている伝説の”柱”です。
今年のテーマは「恋愛」であります。
二つのエネルギーが交わることで新しい”息吹”が生まれるのです。
二、「身柱(みはしら)」ということ
「大木」は山から里に曳かれる間に
たくさんの氏子たちがかかわり、
「木落とし」では命を落とすことがあります。
そのエネルギーを「大木」に移すことで
神への「捧げもの」へと変化していきます。
つまり、人柱を捧げることで
聖域にまた新たに強力な”結界”を作ることになります。
三、「スサノオノミコト」の力を強大なるものにするため
古代、諏訪の守屋一族は”ミジャクジ神”を信仰してしました。
この”ミジャクジ神”とはつまり”蛇”であり”龍”であります。
その”龍”は時に荒れ狂い
その恐れを避けるため神としてあがめて敬っていたのです。
つまり、荒れ狂うヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトさまこそ
この諏訪一帯を治めるエネルギーなのです。
新しく御柱を建てることとは、このミジャクジ神を活かし
スサノオノミコトさまのエネルギーの発生を助けているのです。