月食とは、太陽-地球-月の順に一列に並んだときにおきる天文現象で、
満月のときにしかおこりません。
普段、月は太陽の光を反射して輝いていますが、
月食のときは太陽光をさえぎった太陽と
反対側に伸びる地球の影の中を通るため月面は暗くなります。
月は地球の周りを公転しているので、時間経過とともに欠けて行き皆既となります。
そして、また満月へもどります。
太陽の光が完全にさえぎられる本影に月がすっぽり入ると皆既月食となります。
本影の外側の半影部分(太陽光線の一部が当たっている部分)での半影食は
よほど注意して観察しないとわかりません。
満月のたびに月食にならない理由は、
月の軌道が黄道面(地球の軌道平面)に対して約5°傾いているためです。
月食になるためには、満月の時に月の軌道と黄道面の交点の近くに月がなければなりません。
AstroArts Inc. 2011年12月10日 皆既月食より転載引用
http://www.astroarts.co.jp/special/20111210lunar_eclipse/index-j.shtml