『ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない』
著ジェラルド・G・ジャンボルスキー
許すことということが
とても深い癒しになることに気付ける一冊です。
<データより>
『私が最も学びたいのは、「ゆるし」です。この本は、まさにそのために書きました。私自身のために書いたといっていいかもしれません。本書を書くことで、裁く気持ちが苦しみをもたらすことを思い出し、ゆるすことで自由になりたいと思ったのです。ゆるすとはどういうことか、身にしみてわかる瞬間があります。そんなとき、ゆるしは自由と幸せと希望をもたらすものだと実感します。』(本文より)
ゆるしとは何なのでしょうか? どのようにゆるせばいいのでしょうか? ゆるすとどうなるのでしょうか?
世界的に有名な精神医学者であり、全米でミリオンセラーを記録した『愛と怖れ』の著者でもあるジャンポルスキー氏による安らぎの書が、いつでも、どこでも読める文庫本になって新登場。
あなたの心に光をもたらせてくれる一冊です!
~本文から~
ゆるしとは
その行為をよしとすることではない
残虐な行為を
見逃すことではない
ゆるしとは
怖れに満ちた過去に
こだわりつづけるのをやめること
ゆるしとは
古傷を引っかいて
血を流しつづけるのをやめること
ゆるしとは
過去の影に惑わされることなく
いまこの瞬間に
百パーセント生き
百パーセント愛すること
ゆるしとは
怒りからの解放であり
攻撃的な思いにさよならすること
ゆるしとは
誰に対しても
愛を拒まないこと
ゆるさないという思いから生じた
心の空洞を癒すこと
ゆるしとは
過去に何をした人でも
すべてのなかに
光を見ること
ゆるしとは
相手のためではなく
自分のためであり
自分が犯したまちがいのためであり
くすぶりつづけている罪悪感と
自分を恥じる気持ちのためである
最も深い意味でのゆるしとは
愛に満ちた自らを
切り離してしまった自分を、ゆるすこと
ゆるしとは
自分が見捨てられたという
おそらくまちがっている考えを
ゆるすこと
いまこの瞬間にゆるすということは
もう先延ばしせずに
ただゆるすこと
ゆるしは心の扉を開け
感情をスピリットと一体にし
すべての人と一体にする
ゆるすのに
早すぎることはない
遅すぎることもない
私は心から信じている
一人ひとりが
自分も含めてすべてを
ゆるせるようになったとき
世界は本当に平和になるということを
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