●夏越の大祓(なごしのおおはらい)とは・・・
神社では、6月末と12月末に
年に二度おこなわれ、六月の大祓を夏越(なごし)の祓と呼びます。
大祓詞を唱え、人形(ひとがた・人の形に切った白紙)などを用いて、
身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を祈るため、
茅や藁を束ねた茅の輪(ちのわ)を神前に立てて、
これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えます。
(※「祓いたまえ、清めたまえ、神ながら、守り たまえ、幸いたまえ」という清めの祝詞でも可)
また、十二月の大祓は年越の祓とも呼ばれ、新たな年を迎えるために心身を清める祓いです。
平安時代に制定された法律書の「延喜式」には、この大祓の祝詞が載せられており、 古くから行われていたことがわかります。
人形(ひとがた)・形代に自らの罪穢れをうつし、神社で神事のあと、川や海にそれらを 流し 罪穢れを祓います。
また穢れを祓う茅を輪にしてくぐったり、身につけたりもします。
●茅輪(ちのわ)神事について
茅輪をくぐり越えて罪穢れを除き、心身の清浄ならんことを祈請するので 「輪越(わごし)祭」「茅輪くぐり」ともいわれます。
茅とは、ち、かや、ちがや、 で、菅(すが)、薄(すすき)などの多年生草木のことです。
●茅輪の由来
神代の昔、武塔(ぶとう)神”素戔嗚尊(すさのおのみこと)”が、南海の方へお出になる途中、
ある所でお泊まりになろうとして、
土民の蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来 (こたんしょうらい)という兄弟に宿を求められた。
その時、弟の巨旦将来は 裕福な身であったにも拘わらず宿を拒んだのに対し、
兄の蘇民将来は、貧しい身であったが 尊(みこと)をお泊めし、栗柄(がら)を以って座を設け、
栗飯を饗して御待遇申し上げた。 その後、年を経て尊は再び蘇民将来の家を訪れ、
「もし天下に悪疫が流行した祭には、ちがやを 以って輪を作り、これを腰に付けておれば免れるであろう。」と教え給うた。
この故事に基ずき、蘇民将来 と書いて、これを門口に張れば、災厄を免れるという信仰が生じ、
また祓の神事に茅輪を作ってこれを くぐり越えるようになったのである。
(多治速比売神社 より引用 http://www1.ocn.ne.jp/~tajihaya/chinowa.html)
人は生活をする中に
知らずと罪や過ち、穢れを背負ってしまっています。
神道の考えでは
”祓い清める”ことというのはとても大切で
根本の精神ともいえるものです。
”祓い清める”ことで
厄災難を断つことができ
本来の自分へと戻るということになります。
スピリチュアルな部分でいえば
自分自身を振り返り
浄化し、ネガティブな部分を癒すことで
今を生きることという
シンプルな本流へと還っていくことになります。
グレゴリア暦では新年は一月一日
そして
マヤの暦では新年は七月二十六日です。
半年に一回、
しっかりと自分を見つめ直して
浄化、ヒーリングすることというのは
理にかなっていて
とてもよいタイミングなのかもしれませんね^^
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